令和6年1月末で、NTTドコモが提供する「スマート家計簿 スマー簿」が終了します。
「そんなサービスあったの?」と思う読者も多いと思いますが、マネーフォワードと提携して提供している家計簿サービスです。
有料サービス(月500円)もあり、この場合、データの閲覧や金融機関との連携が無制限にできます。
サービス終了に伴う影響
スマー簿を利用していたユーザーは、銀行、クレジットカードなどの金融機関と連携し、明細を自動登録して管理していたと思います。
サービス終了後はすべてのデータが削除されることになります。
大きな問題は、以下のような対応を取られていることです。
データを維持するには、スクショを取り、他のサービスなどに手で投入する必要が出ます。
データ量が少なければ良いですが、数年使い続けていると、その作業は膨大になります。
また、マネーフォワードへのへの移行もできないようです。
最低限、CSVなどで明細データ取得ができるようになれば救いようがありますが、全く対応する予定がないようです。ユーザーのことを考えていないですね。
データ保全は自分でやるしかない
こういった生活直結するサービスを停止されると、ユーザーはデータ維持のために大変な面倒を強いられます。
提供側の経済性などを考慮してやむを得ないところもありますが、提供されるサービスがなくなって、移行ができずに困ってしまう典型例です。
消えてたら困るデータを扱うサービスの利用については、以下のことを考えておく必要があります。
最低限、自分のデータを引き出せるものを選ぶ
自分のデータが引き出せれば、他のサービスへの移行が簡単になります。移行先ではインポートができることが必要になります。
てすは、こういったデータの扱いは、継続性を担保できること、データの移行ができるなど、柔軟にできることを想定していますので、GnuCashを利用して、自前管理しています。
おわりに
サービスの利用には、自分のデータの保全方法を確認した上で利用する必要があることについて再認識しました。
▼情報ソース
家計簿アプリ「スマート家計簿 スマー簿」の提供を終了 | お知らせ | NTTドコモ (docomo.ne.jp)
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