NTTドコモが提供するd払いは、スマホのコード決済(QRコード、バーコード)ができるサービスです。
d払いを利用すると、楽天ペイなど他のサービスと比較すると柔軟性に欠ける部分もあり不便に感じていたユーザーもいると思います。
令和5年8月28日から、d払いが柔軟に改善されたので、概要をまとめます。
改善の内容
改善内容は2点あります。
決済時のdポイント充当が1ポイント単位に
d払いは、決済時にdポイントで充当が可能です。クレジットカード決済にも利用でき、非常に便利です。
充当には従来は100ポイント単位でしかできませんでしたが、改善により1ポイント単位で利用が可能です。
このため、端数処理などに利用できますね。
ただ、ポイント充当分に対してはポイントが付きません。この点は楽天ペイとは異なる点です。
ドコモユーザー以外でも、d払い残高やdポイントの送付が可能に
d払いには、d払い残高やdポイントを個人間で送信できる機能があります。
宛先を電話番号、d払いの受け取り用QRコード、SNSを指定し、送信が可能です。
従来は、電話番号指定で送信する場合、送信先はドコモ回線に限られていましたが、ドコモ回線に限らず、dアカウントに登録された連絡先携帯電話番号に送信できるようになりました。
ドコモユーザー以外はd払いログインが分かりづらい
このように改善されたd払いですが、ドコモユーザー以外には最初に取っ付きにくいところがあります。
以下の画面左側は、d払いをダウンロードして起動した画面です。
そして、「ドコモ回線・dアカウントでログイン」ボタンを押すと、右側の画面になります。
これでは、まるでドコモ回線の契約がなければ利用できないように見えてしまいます。
ちなみに、「ドコモ回線への切り替え方法」というのは、単にWi-FiをOFFにする方法が記載されています。
このまま「ドコモ回線でログイン」を押すと、以下のようなエラーが出ます。
ここで、Wi-FiをOFFにしてモバイル回線につなぎ、ログインする必要があります。
おそらく、ドコモユーザーへの利便性を図ったものと思われますが、回線認証という時代錯誤のキャリアならではの文化が残っているようです。
そして、モバイル回線(ドコモでなくてもOK)に切り替えたあと、「ドコモ回線でログイン」を押すと、無事dアカウントの認証画面が出て、ログインできました。
このように、ドコモユーザー以外はd払いの登録を行う入口で戸惑ってしまいますので改善してほしいですね。
おわりに
d払いの改善内容についてご紹介しました。
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