商品券などで、払った以上のものが買えることが多く、お得なため利用している方も多いと思います。
これをGnuCashで管理する一案をまとめます。
プレミアムの内容
JTBなどの旅行会社やJAL/ANAの航空会社が行っている旅行積立、百貨店の友の会やなどでは、一定期間積み立てたらプレミアムが付き、ボーナスとして積立額よりも多くの買い物ができます。
また、最近は、業界や地域振興のため、Go To Eatキャンペーンや地域通貨など、購入額以上の購入ができるものも増えてきました。
こういった増加分(プレミアム)は大変お得なので、利用している方も多いと思います。
ここでは、商品券などの残高管理ができるものを対象とし、割引券(例:購入時提示で割引になるクーポン券)などは含みません。
GnuCashでの管理方法
商品券は、GnuCashで残高を管理できます。
支払った額以上の買い物ができると、支払った額以上についたものも管理しないと、GnuCashでは貸借が合わなくなってしまいます。
事前準備
事前準備として、商品券(資産)、プレミアム(収益)の勘定科目を作ります。
- 商品券
資産(流動資産)として、現金同様に勘定科目を作ります。
商品券がいろいろあれば、資産として商品券のカテゴリを作り、その下にそれぞれの残高管理が可能です。
なお、Suicaなどの電子マネーは現金化できない商品券と同じようなものなので、Suicaなどと同列で扱っても良いと思います。ここは好みです。
- プレミアム
収益として、プレミアムの収益の勘定科目を作ります。
以下は、「収益 > その他の収入 > プレミアム」として作りました。
積み立て、プレミアムを投入する
商品券の対象の勘定科目に入り、積立分とプレミアム分を投入します。
この例は、毎月20日に普通預金口座から引き落とし、1年後の満期にプレミアムが発行されたものです。
資産移動は、積立分は普通預金から、プレミアム分は前節で作ったプレミアム用勘定科目としています。
利用したら減額する
積み立て分を利用すると、普段の買い物と同様に投入します。
おわりに
商品券の残高管理、プレミアム投入の例をご紹介しました。
プレミアムの勘定科目を見ると、どの期間でどのくらいお得になったのか見えてきますね。
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