JALは、飛行機への搭乗者に対するサービスだけでなく、普段の生活での蓄積で、旅行時にはより良いサービスを享受できるサービスを展開しています。
令和6年から搭乗の多いユーザーへのサービスであるJALグローバルクラブ (JCG) をリニューアルし、生涯実績プログラム「JAL Life Statusプログラム」を始めます。
これにより、1年間での搭乗実績に基づき提供してきたJGCを、指定サービスの利用実績に基づきポイントが付与され、一定数貯まればJGC会員になれるというものです。
内容をまとめます。
JGCになるには?
令和5年までは、JGCへ入会できるには、「FLY ONプログラム」という、搭乗実績に基づき付与されるFLY ONポイント (FOP) が、1年間で貯まった実績に基づき、JALマイレージバンク (JMB) のステータス(クリスタル、サファイア、JGCプレミア、ダイヤモンド)が付与され、サファイア以上のステータスになると、JGC対応のJALカードを保有することで、JGCに入会でき、JGC対応JALカードを保有し続ける限り、JGC会員であり続けることができます。
令和6年以降は、JGCに入会できるようになるには、「JAL Life Statusプログラム」によるLife Statusプログラムが1,500ポイントに達すると、入会資格が得られ、JGC対応JALカードの保有継続で会員資格が継続できるようになります。
FOP積算によるJGC入会はできなくなるようです。
いつかはJGCに
このLife Statusポイントは、有効期限が無期限なため、指定サービスを利用し続けることで、いつかはJGC入会資格が得られる仕組みです。
Life Statusポイントのため方
Life Statusポイントは以下のようにしてたまります。
飛行機への搭乗以外には、JALカード、JAL Payの利用、JAL Mallでの買い物が対象となります。
JGC修行
JCG会員資格を得るために、いわゆるJGC修行僧がいます。
従来は、FLY ONポイント (FOP) をためるしかなかったため、とにかく目的もなく飛行機を乗り回すことでFOPを稼ぎ、JGC会員資格を得るというものです。
従来は、以下の計算式で、フライトマイル応じてにFOPが積算されました。この換算式も基づき、効率の良いFOPの稼ぎ方も編み出されてきています。
概ね50便の搭乗と、
- 割引料金の利用(先得など)
- マイルをeJALポイントへ交換して運賃に充当
(JALカードでの航空券購入による決済マイル、搭乗ボーナスマイル積算、搭乗繰り返すことでたくさん貯まるマイル)
などを駆使し、概ね50万円ほどの出費でJMBサファイア(JGC入会資格)になれることができました。
今後はこの修行が閉ざされることになります。
Life StatusポイントでJGCになれる?
Life StatusポイントでJCG入会資格を達成(1,500pt)しようとするとかなりハードルが高くなります。
以下、それぞれの条件で1,500ptを達成するために行うことです。
搭乗よるもの
飛行機への搭乗によるものでは、国内線5pt/搭乗、国際線5pt/1,000マイルとなり、国内線だけなら300回搭乗、国際線なら東京-大連(中国、区間マイル約1,000マイル)で約150往復必要になります。
これだけ搭乗するににはかなりの時間を要します。毎年ハワイ旅行1回(35pt程度)、国内旅行2回行ったとして、55pt貯まったとしても28年かかる計算です。
費用としても、単純に1万円/搭乗としても、300万円程度は必要になります。
修行僧にはきついですね。
JALカード、JAL Payの利用
JALカード、JAL Payでの還元率は、0.5%〜2%になります。
2%の条件は、JALカードの利用で、通常0.5%に対し、
- ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円)へ入会(+0.5%)
- JALカード特約店(+1%)
の利用が前提になります。
2%還元の場合、JALカードの決済だけで達成するには約3,000万円の決済が必要になります。
JAL Mallでの買い物
JAL Mallは1%のマイル還元があります。
JAL Mallは、JALカード特約店なので、前節のJALカードとの組み合わせでも、JAL Mallの利用だけで達成するには2,000万円の買い物が必要になります。
おわりに
JALグローバルクラブ(JGC)のリニューアルと、それを目指す方法についてまとめました。JGC入会資格を得るためには、飛行機利用が効率が良いですね。
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