一つだけのクラウド環境で運営する危険性

雑記

現在多く使われているクラウド環境に、AWS(Amazon Web Services)、Azure、Google Cloudなどがあり、自らサーバーリソース管理を行う必要がないことから、これらクラウド環境に多くのシステムが稼働しています。

スマホやPCのアプリも、Webサービスのサーバーはクラウド環境が現在は多い(ほとんど)です。

このような中、令和7年4月15日 17時頃にAWS(Amazon Web Services)に障害発生しました。

これにより、AWS上に実装されていたシステムサービスが停止する事態になっていました。

この中で、普段の生活の決済サービスであるPayPayやau PAYも影響を受け、お店での支払いなどができない状態に追い込まれました。

ここで、驚いたのは、決済サービスのような停止してはいけないサービスが停止していることと、AWSに依存していることです。

AWSに限らず、各社のクラウド環境は、程度・頻度の差はありますが、幾度となく障害を起こしており、そのたびにそのクラウド環境で実装されているシステムサービスが一時停止に追い込まれています。

今回はAWSの障害のため、他のクラウドで実装されているシステムには影響はありません。

このため、一部のクラウドサービスに依存するのではなく、他のクラウドサービスもバックアップなどで併用するマルチクラウド環境で運用するのが常識なのですが、PayPayやau PAYはこれがまだ行われていないことです(ある意味割り切っているのかもしれないですが)。

給与デジタル払いも始まっており、PayPayやau PAYはサービス提供を始めています。このためサービスが停止してしまっては、利用者が生活に困ってしまいます。

私たちもこういった事態に巻き込まれないために、備えをしておく必要があります。

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