海外旅行やネットで海外で購入すると、外貨で直接決済できるとおトクな場合があります。
外貨預金などを持っている場合は有利になる場合があります。
外貨で直接決済できるカードをまとめます。
外貨直接決済のメリット
外貨直接決済のメリットは、為替レートを意識せずに買い物などができることです。
例えば、円高のときに米ドルに交換し、円安のときに米ドルを使うなどのようなことができます。
外貨直接決済を行うために、VISA、MasterCardなどに対応しているカードがあれば、外貨での支払いが簡単になります。
海外のネットでの購入に便利
令和5年9月現在で、米ドルの為替レートが1年以上140円以上を記録しています。その影響もあり、物価への影響が出ています。
iPhone 15(128GB)も、米国では829ドルですが、国内では約113,455円(税込124,000円)で販売されており、約161円の為替レートの計算になります(バカ高いです)。
約10年前は100円弱の為替レートでしたので、当時に円から米ドルへ交換し、外貨預金や外貨投資資産などで保有していれば、大変安く買える計算になります。
また、米ドルから円に戻さなくても、同じものを米ドルで支払うことができれば、為替手数料などかからず更に安くなります。
Amzonなどを日本サイト(amazon.co.jp)で買う必要はなく、米国サイト(amazon.com)のほうが為替レートを加味して安ければ、米国サイトでドル決済(クレジットカードの円決済はではない)で買えば良いですね。送料がかかったとしても安くなることがあります。
海外旅行でも発揮
海外旅行でも普段遣いのクレジットカードは円決済になり最低でも2%ほどの事務手数料と為替手数料がかかったりします。
円安のときに現地での買い物はかなり物価高に感じてしまいますが、現地通貨決済ができれば、為替を意識する必要はありません。
外貨で直接決済できるカード
外貨で直接決済できるカードは、デビットカードかプリペイドカードになります。
以前はクレジットカードも存在しましたが、現在は全て無くなっています。
外貨で直接決済できるカードは以下の通りです。
発行元 | ブランド | 種類 | チャージ対応外貨 | 外貨決済手数料 |
住信SBIネット銀行 | MasterCard VISA | デビットカード | USD | 2.5% (30回までポイントバック) |
ソニー銀行 | VISA | デビットカード | USD含む10通貨 | 無料 |
JALグローバルペイメント (JAL Global Wallet) [JAL NEOBANKから外貨チャージ] | MasterCard | プリペイドカード | USD | 無料 |
アプラス(GAICA) [SBI新生銀行から外貨チャージ] (令和6年3月で実質終了) | VISA | プリペイドカード | USDを含む4通貨 | 無料 (外貨チャージ手数料3.5%) |
外貨直接決済はバランスで
外貨直接決済はいつでも使えば良いわけではありません。
まず、自身の持っている外貨交換価値(外貨預金の平均レートなど)によります。
交換価値より円高局面ではは積極的に米ドル交換、または円決済で行い、円安局面では、米ドル交換は控え、持っている米ドルなどでの直接決済に利用するような使い方が有効です。
このため、外貨預金の平均レートは把握しておきましょう。
おわりに
外貨で直接決済できるカードについてご紹介しました。
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