先日、全国1741市区町村のうち、書店がない自治体が令和6年3月時点で482市町村(27.7%)になるとのニュースがありました。書店が1店舗のみある自治体を足すと、全体の47.4%という半分近くになるようです。
「書店ゼロ」自治体は27% 沖縄・長野・奈良は過半に – 日本経済新聞 (nikkei.com)
近年は、過疎化、Amazonなどのネット書店の普及により、地域の書店の売上が減っていることが主な原因です。
てすも、近年のコロナ対策やポイントの活用などで、ネット書店を利用することが増えていました。
でも、最近は再び書店(ポイントには対応している)で買うことが多くなってきました。ネットで注文し、店舗受取をすることもあります。
それは、以下のようなネット書店とは違う嬉しさがあります。
- 本の物色ができる
書店で本が並んでいると、いろいろ眺めて面白そうなものは立ち読みができます。そこで新たな発見が期待できます。
- 買って帰るときの高揚感が体感できる
書店で本を買うと、「さあ、帰って読むよ」という高揚感が帰り道に持続できます。中には待ちきれずに読み歩きしたり、公園やカフェへ立ち寄って読み耽ることもあります。
ネット書店では、検索・注文時は読む意気が揚がっているのですが、届くまでに時間のブランクが有り、その間にその意気が冷めてしまうこともあります。
- 企画などの商品揃えに注目できる
工夫している書店では、注目の本などにポップアップを置くなど、本の面白さを提供してくれます。
- 待ち合わせスポットとして有効
友人などとの待ち合わせ場所として書店を選ぶと、待ち時間に本を眺めるなどの時間つぶしに利用できます。また、夏や冬は店内がエアコンで快適に過ごすことができます。
また、それだけ人が集まることになり、街が賑やかになります。
しかし、街の本屋は規模が小さいところもあり、店頭のラインナップも限られる、また、立ち読みができないように施しているところもあるため、どうしてもネットで検索し、そのまま購入してしまう傾向にあるのかもしれません。
また、待ち合わせスポットとしても、最近は時間つぶしにスマホを眺めている人も多く、書店で時間つぶしという使い方はしなくなってきたのでしょう。
おわりに
こういったことを考えると、大規模書店のような幅広いラインナップや企画ができる書店以外は、時代の流れで消えていくのかもしれません。
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