通信キャリアでの端末割賦払いは割高

ガジェット/ウィジット

iPhoneなどスマホが出る前から、NTTドコモなど通信キャリアが携帯電話端末を販売し、利用料と一緒に端末費用を24回割賦払いするという形態があります。

以前は、端末はキャリアからしか手が入らなかったので、このようなモデルが続いていました。

現在は、スマホをAppleなどメーカーが直販するようになり、通信キャリアで支払うのとどちらがオトクなのか選択肢ができました。

MMD研究所が発表した調査内容では、キャリアへ通信料と合わせて支払う端末の平均割賦料金が2,600円〜4,300円程度となっているようです(調査対象22,400人)。

スマホが高額となる中、今回はiPhone 15を例に、キャリア販売が良いのかどうかまとめます。

スポンサーリンク

iPhone 15の価格

iPhone 15 (256GB) の価格を比較しました。

キャリアのMNP割引などは考慮していません。

販売元一括払い割賦払いその他
NTTドコモ149,490円3,285円✕23回+
(残価)73,920円
(合計149,490円)
23ヶ月後に端末返却の場合は残価の支払い不要
KDDI (au)145,640円3,120円✕22回+
(残価)73,880円
(合計145,640円)
13〜25ヶ月までに端末返却の場合は残価の支払い不要
ソフトバンク145,440円3,110円✕24回
+2,950円✕24回
(合計145,440円)
楽天モバイル140,880円2,933円✕48回
(合計140,880円)
25回目以降に新製品への乗り換えで以後の支払い不要
割賦払いは楽天カード利用
Apple124,800円3,466円✕36回
(合計124,800円)
24回目(83,184円支払済)に新しいiPhoneへ買い替え可能
割賦払いはPaidy利用
SIMロックフリー
iPhone 15 価格比較(令和5年11月現在)

24ヶ月後の端末返却は前提にしないほうが良い

各社の分割払いの設定として、24回以降での端末返却で残価の支払い不要というメニューが用意されています。

しかし、以下の理由から、端末返却は前提にしないほうが良いでしょう。

実質買い替えにあたり、新端末に対して費用がかかる

このときに返却したとしても、それで「ハイおわり」というものではなく、次の端末を購入するでしょう。つまり、「買い替え」するものと同様です。

買い替えを行うと、次の端末に対して費用が発生します(一括か割賦かは問いません)。

iPhoneの買い替えタイミングは平均3〜5年と言われているので、24回(2年)での買い替えは早いと感じるユーザーもいると思います。

ただし、常に最新の端末を持っていたいユーザーには有効だと思います。

端末をきれいに維持できないリスク

端末返却の条件は、「傷や故障がないこと」となっています。

2年間、iPhoneを傷つかせず、落とさず、きれいに保つことができれば良いでしょう。

もし、傷・故障などがあると、修理費用負担がかかってしまいます。

カバーなどで保護するユーザーも多いですが、保護に万能ではありません。きれいに使うために気を遣うのはかえってストレスの原因になってしまいます。

キャリアでの割賦払いが割高

支払い総額を見ると、キャリアで買うのは割高なのがわかります。

キャリアではさまざまなオプションをつけて割引になるものがありますが、Appleでの価格に勝るものは少ないです。

従来のキャリア販売端末だけでなく、メーカー直販も検討して良いのではないでしょうか。

おわりに

キャリア直販端末の割高さについてまとめました。

▼関連記事

てすの暮らしの知恵

コメント

タイトルとURLをコピーしました