記憶力の低下ではなく、注意散漫になっている

雑記

今日の中村天風財団(中村天風財団サイト)のメルマガ「中村天風 一日一話」に以下のような内容がありました。

明瞭な意識を持続するための
最も適当な訓練法は
「何事を行う際にも決して気なしに
行わぬこと」である。

中村天風 一日一話抜粋(中村天風財団)

大変大切なことと思ったので、メモしておきます。

ここで「気」とは「意識」のことで、「気なし」とは意識がどこかへ行っていることと認識しています。つまり、逆に意識して何事も行うこと(気を集中させる)ことと認識しています。

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「気」を集中させる

「気」は大変重要で、人の目に見えない、なにか意識するものでよく使われています。「気分」「強気・弱気」「病気」「景気」「気合を入れる」「気が散る」など、気は人の意識の中にあることで、事実は変わりませんが、それに対する気の持ち方でポジティブにもネガティブにもなるものです。

仕事でも、いろいろ兼任すると、それぞれのことが気になって、今やっていることに集中できない、または頭の切り替えに多くの時間を費やしていることがあります。

また、家庭などでの心配があると(気が散っている)、仕事でうっかりミスが増えたりすることは、経験した方も多いのではないでしょうか。

普段の生活でも、家の中がモノで溢れかえっていたり、インターネットで情報が溢れていると、興味がそれぞれに移ることから、いろいろなところへ気移りしがちになります。

スマホを横に置いて、家族・友人と話をしていても、ついついスマホが気になり、「えっ、今何言ってたんだっけ?」ということもあると思います。

いろいろ気移りして、いつの間にか時間が立ち、「今日、何やってたんだっけ」ということになるだけでなく、今日、何をやったかことを覚えていないこともあると思います。

このため、何事を行うにも、それに気を集中させることが重要だと改めて思いました。

歳を重ねると記憶力が低下する?

よく、歳を取ると、「物覚えが悪くなった」とか「物忘れが多くなった」という方がいます。中には方便で、こういうことを言う方もいらっしゃいます。

こういった方でも、昔話をすると、鮮明に覚えており、話しだしたら止まらないこともあるくらいです。

これは歳を重ねて記憶力が低下しているのではなく、経験量が増えてくると、さまざまなことで注意散漫(気が散っている)になっていることから物覚えが悪くなるのではないかと考えるようになりました。

こういったことは、前節の内容と同じことではないかと思うのです。

ただ、歳を重ねると、行ったり考えたりしていることがいろいろあるということに限らず、身体能力低下(視力低下など)により意識集中が阻害される影響はあるかもしれません。

おわりに

てすも、以前に比べれば、注意散漫になってきていると思います。改めて気の集中を意識しようと思います。

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