SBI証券の銀行連携サービスの比較

資産管理

新生銀行がSBIグループに入り、行名もSBI新生銀行になり、SBIグループとの連携が進んでいます。

中でも、SBI証券との連携が進んでおり、すでにSBI証券と連携している住信SBIネット銀行との違いを見ていきます。

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SBI新生銀行連携サービスの内容

令和5年4月から、SBI証券SBI新生銀行との連携サービスが始まりました。

サービス内容は以下のようなものがあります。

  • リアルタイム入金(SBI新生銀行→SBI証券)
    SBI証券の入金ページから、リアルタイムでSBI新生銀行からの入金が可能です(手数料無料)。
    SBI証券の「即時入金」との違いは、残高反映の違いにあります(下表)。このため、当日分の入金計上が必要な取引には利用できません、
リアルタイム入金即時入金
SBI証券買付余力反映即時即時
銀行口座残高反映
(実際の入金)
即時15時まで:当日扱い
15時以後:翌営業日扱い
手数料無料無料
リアルタイム入金と即時入金の違い(SBI新生銀行の場合)
  • リアルタイム出金(SBI証券→SBI新生銀行)
    SBI証券からの振込先金融機関口座をSBI新生銀行に指定すると、出金指示でSBI証券からSBI新生銀行へリアルタイムで出金が可能です(手数料無料)。
    ほぼ24時間利用可能です(毎日15:25〜15:35、23:46〜0:15、その他定期メンテナンス時間帯除く)
  • SBI新生コネクト
    SBI新生コネクトでは、以下の自動入出金が可能です。
    • 投信積立の自動入金
    • 自動出金(毎営業日15:30時点の残高(指定留保額除く))

入出金を急がないユーザーには十分なサービスだと思います。

サービス設定

SBI証券SBI新生銀行との連携サービスの利用申込みは、SBI証券のWebページから可能で、申込後、ほぼすぐに利用可能です(SBI新生コネクトによる入出金は翌営業日から)。

ただ、リアルタイム出金に関しては、振込先金融機関口座をSBI新生銀行に設定してない場合、変更手続きが現在は書面のみとなっていますので、手続きに時間がかかります。

SBI新生コネクトの入出金は、都合に合わせて設定が可能で、投信積立自動入金の利用する/しない、自動出金のSBI証券への留保額(株式購入発注資金などの拘束額除く)の設定が可能です。

SBI新生銀行の特典もあり

SBI新生銀行には、ステップアッププログラムというSBI新生銀行との取引に応じた優遇サービスがあります。

ステップアッププログラム(出典:SBI新生銀行)

SBI新生コネクトを契約すると、ステップアッププログラムの最高ランクのダイヤモンドステージに判定されます(契約の翌々月から)。

ダイヤモンドステージは、各種手数料や預金金利の優遇が受けられたりします。

住信SBIネット銀行との連携サービスの比較

こういったSBI新生銀行との連携サービスですが、住信SBIネット銀行との連携サービスとどちらを利用するか悩んでしまいます。

以下に比較してみました。また、参考に同様のサービスを行っている楽天証券楽天銀行と連携)、auカブコム証券auじぶん銀行と連携)との比較もしています。

SBI新生銀行住信SBIネット銀行楽天銀行
楽天証券
auカブコム証券
auじぶん銀行
円普通預金
金利
0.1%
(9月28日まで0.2%)
0.01%
(SBIハイブリッド預金)
0.1%
(300万円まで)
0.1%
(auカブコム証券との連携分)
振込無料回数50回
(ステップアッププログラム:

ダイヤモンド)
5回
(スマートプログラム:
ランク2)
2回
(ハッピープログラム:
プレミアム
5回
(じぶんプラス:
シルバー)
ATM利用
無料回数
無制限
(ステップアッププログラム:
ダイヤモンド)
5回
(スマートプログラム:
ランク2)
2回
(ハッピープログラム:
プレミアム)
5回
(じぶんプラス:
シルバー)
為替手数料
(USD/円、片道)
7銭
(ステップアッププログラム:
ダイヤモンド)
6銭
(積立は3銭)
25銭0円(USD交換)
25銭(円交換)
自動円入出金
(証券スイープ)
入金:投信積立のみ
出金:○

(SBIハイブリッド預金)
即時決済(円)リアルタイム入金
即時決済
(外貨)
証券-銀行連携サービス比較(銀行残高50万円が前提)

円普通預金金利が、住信SBIネット銀行は楽天銀行やauじぶん銀行より低かったのですが、SBI新生銀行との連携により同等となっています。更に、ステップアッププログラムがダイヤモンドに位置づけられることにより、他のサービスも充実しています。

乗り換え手続きに時間がかかる

すでに住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金を利用していて、SBI新生コネクトを利用するには、SBIハイブリッド預金を解約する必要があります。

SBIハイブリッド預金の解約は、住信SBIネット銀行のWebページから可能です。

解約申し込みは、申込みが営業日15時までに行った場合、翌営業日17時までに行われ、15時以後は翌々営業日の17時までの対応になります。

解約すると、解約日当日に、SBIハイブリッド預金残高がSBI証券へ入金されます。なお、入金後に発生してた利息は、代表口座へ入金されます。

また、住信SBIネット銀行から解約連絡があると、すぐにSBI新生コネクトへ申し込めず、解約翌日に申し込みが可能になるようです。

おわりに

SBI証券の銀行連携サービスについてご紹介しました。

個人的には、銀行連携は、円はSBI新生銀行、外貨は住信SBIネット銀行が使い勝手が良いです。

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