ここ1年、日経平均株価が大きく上がり、令和6年3月4日に4万円を超えました。
中でも、資源物価高、半導体不足などでこれらに関連する銘柄が大きく上がっています。
こういったときに、流行りのカテゴリにテーマ投資(最近では半導体関係)のアクティブファンド(投資信託)が設定されることがよくあります。
しかし、こういったテーマ投信が販売されるようになると、基本的にはこれらへは投資は控える、また、既に関連銘柄へ投資しているものはそろそろ引き上げ時と考えられます。
理由は以下の点を挙げられます。
- 投資信託が設定される時は、そのテーマの関連銘柄は上がりきっているときに設定されることが多い
- 基本的にアクティブファンドのため、信託報酬などの手数料が高い
これらの例を見ていきましょう。
テーマ投信の例
過去のテーマ投信の例を2つ見ていきます。
- デジタル情報革命(愛称:0101)(大和アセットマネジメントサイト)
このファンドは、2000年前後の所謂「ITバブル」の時期に設定されたものです。設定直後は大きく値を上げていますが、その後ITバブルは崩壊し、大きく下げ、現在でも設定時の基準価格を下回っています。
- eMAIXプラス コモディティインデックス(三菱UFJアセットマネジメントサイト)
2010年前後に、これからは現物(コモディティ)の時代と言われ、テーマ設定されたものです。この投信は、インデックス型ではありますが、これも設定直後は大きく下げ、しばらく低迷が続いています。最近は、ウクライナ戦争に始まる資源高の影響もあり、値を戻しています。
このように、てすは、テーマ投信が設定されると、下がるタイミングだと認識しています。
最近は半導体のテーマ投信が出だしていますので、そろろそ引き上げどきかなと考えています。
おわりに
テーマ投信が出たら終わりの始まりと認識したほうが良いというのは、皆さんどう考えられるでしょうか?
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