昨今、特典航空券取得に必要マイル数が増え、空港施設利用料(PFC)が加算・値上げされたり、電車の運賃にバリアフリー料金が加算されたりと、いろいろと状況が変わってきています。
これに伴い、マイルの価値の見直しを行います。
マイルの価値の計算
マイルの価値は、てすの利用が多い東京駅〜大阪駅間の料金(新幹線通常期料金)を指標としています。
新幹線利用は、のぞみ普通車指定席利用(EX予約(EX予約サイト)料金)と割安なぷらっとこだま(グリーン車)利用の場合で計算しています。
必要マイルはレギュラーシーズンとしています。
区間 | 料金・マイル |
東京〜品川 (JR東日本) | 178円 |
品川〜羽田空港 (京急電鉄) | 327円 |
羽田空港〜伊丹空港 (JALは6月10日以降) | 6,500マイル (レギュラーシーズン) |
大阪空港〜蛍池 (大阪モノレール) | 200円 |
蛍池〜大阪梅田 (阪急電車) | 240円 |
空港施設使用料 (羽田・伊丹) | 790円 |
合計 | 1,735円+6,500マイル |
区間 | のぞみ (普通車指定席) | ぷらっとこだま (グリーン車) |
東京〜新大阪 (新幹線) | 14,230円 (EX予約料金) | 12,360円 |
新大阪〜大阪 (JR西日本) | 180円 | 180円 |
合計 | 14,410円 | 12,540円 |
つまり、新幹線を利用した場合の14,410円(のぞみ普通車指定席)または12,540円(ぷらっとこだまグリーン車)と航空機利用の1,735円の差額が6,500マイルに相当することになります。
結果、1マイルの価値の計算は以下のようになります。
のぞみ(普通車指定席)利用の場合
(14,410円 ー 1,735円) ÷ 6,500マイル = 1.95
ぷらっとこだま(グリーン車)利用の場合
(12,540円 ー 1,735円) ÷ 6,500マイル ≒ 1.66
仕事などで急いで移動する場合は、のぞみ利用とし、概ね1マイル=2円ぐらいで評価できますが、レジャーなどで急ぐ必要がなく、ゆったりしたい場合は、ぷらっとこだまを利用すると、1マイル=1.66円ぐらいの価値で評価できることがわかります。
おわりに
特典航空券の必要マイルの改定に伴い、マイルの価値を再計算しました。
このサイトでは、以下のANAマイルの再計算で設定したものを引き継ぎ、マイル価値は1マイル=1.7円(JAL、ANA共通)とします。
マイル価値は設定した指標から計算したものなので、長距離国内線や国際線では更に価値が上がる計算ができます。
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