Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードは、マイルのため易さ、年間150万円の利用でカード継続特典として3万〜5万ポイント以下でのMarriottホテルグループを1泊無料宿泊特典がもらえるなど、旅行好きな人にとっては必須のクレジットカードでした。
令和4年2月に現在の制度に切り替わり、またまた令和7年10月27日から改定されます。これが大改悪になるため、その内容をまとめておきます。
大改悪内容
大改悪がされる内容は、年会費、継続特典、ポイント付与対象など多岐にわたります。下記に主な内容をまとめています。
改定前 (〜令和7年10月26日) | 改定後 (令和7年10月27日〜) | ||
年会費[税込] | 49,500円(23,100円) | 82,500円(34,100円) | |
家族カード年会費[税込] | 24,750円(11,550円) | 41,250円(17.050円) | |
継続特典内容[無料宿泊] | 最大50,000ポイント (最大35,000ポイント) | 最大75,000ポイント (最大50,000ポイント) | |
継続特典利用額ハードル | 150万円 | 400万円(250万円) | |
エリート資格 | ゴールド[400万円利用でプラチナ] (シルバー[100万円利用でゴールド]) | ゴールド[500万円以上利用でプラチナ] (ゴールド[プラチナ条件なし]) | |
ダイニング特典 | − | 20%キャッシュバック[最大5千円/半年] (-) | |
ポイント 付与対象 | 通常 | 3%(2%) | 3%(2%) |
航空券・海外利用 | 3%(2%) | 3%(3%) | |
Marriott Bonvoy参加ホテル | 6%(4%) | 6%(5%) | |
公共料金・国税等 | 1.5%(1%) | 0.5%(0.5%) | |
高速道路・ガソリン | 3%(2%) | 0.5%(0.5%) | |
事業用決済 | 3%(2%) | 対象外 |
赤太字:改悪、青太字:改善
年会費が1.5〜1.7倍に跳ね上がり、継続特典をもらえる利用額ハードルもアップしました(令和8年10月26日までは、150万円以上で継続特典をもらえます)。
もともとプレミアムカードでは、400万円以上利用するユーザーが多かったのか、現在のプラチナ条件がそのまま継続特典とし、プラチナへの条件が引き上げられています。
一方、Marriott Bonvoy AMEX(通常カード)が旅行系サービスへのポイント付与率アップなど、今までのプレミアムカードのスペックを引き継ぐような感じになっています。ただ、通常カードでは通常利用でポイント還元率が2%(マイル換算で0.8%程度)では、他のカードのほうが還元率が良いです。
最も期待しているユーザーが多いと思われる継続特典(無料宿泊特典)のハードルが上がったのは大変痛いところです。
個人会員向けの普段の消費生活に関係がない事業用決済などへのポイント対象外になるため(他のアメックス提携カードは先行して発表されています)、高額納税、または事業決済(最近は転売ヤーも多い模様)などで利用しているユーザーであれば、ポイントを気にしなければ、十分にハードルをクリアできると思いますが、普段の生活費決済のみでは超えられないハードルのように思います。
プレミアムカードから通常カードへ切り替え(逆の切り替えも同じ)を検討するユーザーは、カードを切り替えるとそれまでの利用実績が引き継がれないため、継続時期を意識してお得感を意識する必要ああります。
おわりに
近年は、一般的なホテル代が高騰しているとは言え、てすは、ラグジュアリーホテル以外では無料宿泊特典と年会費が見合ってないと考えています。
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