GnuCashで開始残高を登録したあと、実際の家計簿付けになります。
現金の銀行入出金や買い物をしたときの付け方をご紹介します。
ATMなどで銀行預金から引き出す
銀行口座から現金5,000円を引き出したい場合を例とします。
[資産-流動資産-現金]を開き、説明を「ATM」として、資金移動を「資産:流動資産:普通預金」とし、受取に5,000を投入します。
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[資産-流動資産ー普通預金]を開くと、先程現金で登録したATMの項目が追加され、5000円減っているのがわかります。
ATM利用の際に手数料(例では110円)が発生したら、ATM手数料を追加します。予め費用に「銀行手数料」があるので、これを当てることにします。
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[費用-銀行手数料]を開くと、資産:流動資産:普通預金で手数料が発生していることがわかります。
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以上で、銀行口座からの引き出し処理は完了です。
買い物を記録する
お店で買物をしたときは、現金から登録します。
お店で食料品を1,000円(税込)で買ったら、説明に買った店、資金移動は費用:食費として、消費に1,000円を投入します。
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[費用-食費]を開くと、投入した食費が入力されていることがわかります。
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もう少し細かく管理したいとき
今は食費のみとしていましたが、食費をもう少し細かく管理したい場合があります。
例えば、食料品、おやつ(嗜好品)、お酒(酒類)、外食費などです。
この場合は、予め、食費の下に、勘定科目を細かく作ります。
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そして[資産ー流動資産-現金]での投入でスプリットという明細を作ります。
上部のメニューボタンに「スプリット」ボタンを押すと、明細の投入欄が表示されます。
ここに、現金(支払額)、食費の内訳を投入します。
図の例は、購入した1000円の内訳として、食料品600円、お酒400円で購入したときの投入例です。
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先程作成した[費用-食費-食料品]、[費用-食費-酒類]を見ると、それぞれ費用が入っていると思います。
現金以外の利用でも管理方法は同じ
買い物を現金ではなく、電子マネー、クレジットカードなどで行ったときも、投入方法は同じです。
電子マネー
[資産-流動資産]の下に、電子マネー(Suicaなどの個別名で良い)の勘定科目(勘定科目タイプは現金)を作ります。
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電子マネーの勘定科目を開き、ATMでの現金引き出しの代わりに、チャージを付けます。
Suicaを例にすると、説明は「Suicaチャージ」とし、チャージ方法により以下の資金移動を設定します。
- 現金チャージ:現金
- クレジットカードチャージ:クレジットカード
- ATMでのチャージ:普通預金
そして、受取額(チャージした額)を入力します。
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クレジットカード
[資産-流動資産-普通預金]の代わりに、[負債-クレジットカード]を開き、現金と同じ投入を行います。
現金引き出しでATMを投入した代わりに、クレジットカード口座引き落としの投入を行います。
図は、クレジットカードの利用残高を10月5日に普通預金から引き落とされた例です。
(説明は「クレジットカード引き落とし」としています)
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デビットカード
デビットカードは、銀行口座から即時引き落とされますので、引き落とし対象の普通預金口座へ買い物内容を記録します。
おわりに
GnuCashでの家計の投入方法についてご紹介しました。
投入後、現金・口座などの残高、使った費用が一目瞭然になりますね。
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