MacでWindowsアプリを利用したいユーザーも多いと思います。
MacのCPUがIntel製の頃は、BootCampやPararelles、VMware Fusion、VirtualBoxなどを利用してPCと同じIntel版Windowsを導入できました。
CPUがAppleシリコンに変わったあとは、PararellesやVMware Fusionが対応しましたが、Intel版Windowsを導入できず、Arm版Windowsを導入する必要がありました。しかし、CPUの違いから、普及しているIntel版Windows向けのアプリを利用できない状態でした。
時間が経過し、Arm版WindowsでIntel版Windowsのアプリがサポートされるようになり(一部除く)、AppleシリコンのMacでWindowsを利用する環境が整いました。
この記事では、AppleシリコンMacにVMware Fusion Playerを利用してWindows 11を導入する手順をまとめています。
VMware Fusion PlayerでWindows 11を導入する方法
導入環境
今回導入した環境は以下のとおりです。
- MacBook Pro 14インチ、M1 Pro、メモリ32GB
(メモリは標準の16GBでも大丈夫です) - macOS Sonoma 14.1.2
- VMware Fusion Player 13.5.0
導入方法
VMware Fusion Playerは予め導入されているものとします。
- VMware Fusion Playerを起動し、メニューバーから[ファイル] > [新規…]を選択する。
- 以下の画面が表示されたら、インストール方法を選択し、[続ける]ボタンを押す。
(画面例は、ダウンロードを選択。USBなどのメディアを使う場合は、手順3〜7が異なります。)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/0d47f9c73152a6cc4ecb58919bd9a67b.png)
- 以下の画面で[続ける]ボタンを押す。
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/c6d0ef9a6a0651fb9550e3c1a88b15bc.png)
- 以下の画面で、Edition(通常はProfessional)、Language(通常はJapanese(ja-jp))を選択し、「Windowsのダウンロード」ボタンを押す。
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/4dc92dd77fa2a9396c0f0f30d6352907.png)
- Windows 11のダウンロードが始まる(下図左)。
ダウンロードが終わったら下図右の画面になり、[続ける]ボタンを押す。
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/73ea350cf5e693eba5952bfcd5fe872e.png)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/94b58735c681e4140551726d94007b32.png)
- 下図左の画面が出たら、「UEFIセキュアブート」にチェックを入れ、[続ける]ボタンを押す。
下図央の画面で、画面のように選択、パスワードを設定し、[続ける]ボタンを押す。
下図右の画面で、画面のように選択し、[続ける]ボタンを押す。
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/e8fb9594e1dfcbfe5c1b0fad49066a4e.png)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/e390c91cd7bd6da34147496e982a6996.png)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/79907e2e7567b6c84d990f26e4b93a8f.png)
- 下図左の画面が出たら、[終了]ボタンを押す。
下図右のダイアログが出るので、仮想マシン名を決めて[保存]ボタンを押す。
([保存]ボタンを押す前に、手順8を確認してください。)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/f0fcf4adb3ad3f154ca50b058dcde097.png)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/6ea1c28536b51232e518b806b5c01514.png)
- 前の手順で[保存]ボタンを押すと自動で仮想マシンが起動し、下図左から下図右へ切り替わる。
下図右が表示されたら、すぐにEnterキーを押す(概ね3秒以内)。
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/8435f6bddf549f060e123fe5c7a230d4-1024x827.png)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/4f0fdcb000b01b13b872d1c917c5c34c-1.png)
Enterキーを押すのが遅れた場合:
この手順でEnterキーを押すのが遅れると、以下のようなエラー画面が表示されます。
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/c4ac48d43fb184fb45cdf253d4370037-1.png)
この場合、以下の手順でVMを再起動し、やり直します。
- メニューバーから[仮想マシン] > [シャットダウン]を選択(仮想マシンをシャットダウン)
- メニューバーから[仮想マシン] > [スタートアップ]を選択(仮想マシンを起動)
- 下図が表示され、Windows 11のセットアップが始まるため、進める。
(Windows 11自体のセットアップは、ここでは省略します)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/edce253f3ee84eef593d4a7c2082075e-1024x827.png)
![](https://tesu-go.com/wp-content/uploads/2023/12/6f7638849e619fb0be6493bd514acf98-1024x827.png)
- Windows 11のセットアップが完了したら、Windows 11が起動した状態で、メニューバーから[仮想マシン] > [VMware Tools のインストール]を選択し、VMware Toolsを導入する。
以上で完了です。
おわりに
VMware Fusion PlayerでWindows 11を導入する手順をまとめました。
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