SBI証券の米ドル入出金を比較

資産管理

新生銀行がSBIグループ傘下に入ってSBI新生銀行となり、住信SBIネット銀行とのサービスが似てきました。

令和5年11月17日からSBI証券でSBI新生銀行との外貨入出金ができるようになりました。

従来から住信SBIネット銀行との外貨入出金ができるので、それぞれのサービス内容をまとめます。

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SBI証券の外貨入出金の内容

SBI証券へ外貨で入出金する方法です。

入金:どちらの口座でも都度選択できる

SBI証券への入金は、即時入金は都度どちらかの口座を選んで入金可能です。

また、米ドルの自動定額入金は両行とも可能ですが、予め登録が必要です。

出金:口座の設定は固定されるため注意が必要

SBI証券からの米ドル出金先口座は、事前登録が必要です。

米ドル出金先口座は、一度設定すると、原則変更できないようです。

このため、出金先の口座で米ドルをどのように使うかを考えて設定する必要があります。

米ドルを円に戻して利用する方法、米ドルのまま支払いなどで利用する方法で用途が異なると思います。

次章以降に両行のサービスを比較しています。

SBI新生銀行と住信SBIネット銀行の外貨の扱い比較(米ドル)

SBI証券とSBI新生銀行・住信SBIネット銀行との外貨入出金は同じようなサービスですが、各銀行での外貨の扱いはどうでしょうか。

ここでは、最も取り扱いが多いと思われる米ドルについて比較します。

実際に米ドルを持っていると、円に戻して利用することを考えるユーザーも多いと思いますが、支払いや、送金・入金に直接米ドルでできると便利です。例えばAmazon.comでの購入にも米ドルでできると、為替レートを気にせず便利です。

※SBI新生銀行は、SBI新生コネクトに登録している前提で、ステップアッププログラムがダイヤモンドステージの内容です。

為替レート

為替レートは両行とも横並びです。

住信SBIネット銀行は、定期積立(円から米ドルに定期的に交換する)の場合は4銭と安くなっています。

米ドルをコツコツつみたてていきたいユーザーは、住信SBIネット銀行が有利と言えます。

買付時手数料売却時手数料
SBI新生銀行6銭6銭
住信SBIネット銀行6銭
(積立は3銭
6銭
米ドル為替手数料(対円)(1USDあたり)

外貨同士の交換

外貨同士の交換が可能なサービスがあります。

SBI新生銀行は、6通貨同士、住信SBIネット銀行は、米ドルと8通貨の交換に対応しています。

金利

金利は以下のとおりです。普通預金、定期預金ともにSBI新生銀行が有利になっています。

このため、ずっと預けておくユーザーはSBI新生銀行が有利でしょう。

ただし、金利は現時点のものなので、将来変更される可能性が大きいことに注意が必要です。

普通預金金利定期預金金利
(1ヶ月)
定期預金金利
(3ヶ月)
定期預金金利
(6ヶ月)
定期預金金利
(1年)
SBI新生銀行1.0%3.5%4.62%6.02%6.02%
住信SBIネット銀行0.5%2%4.1%5.4%5.4%
米ドル預金金利(令和5年11月現在)

決済

米ドル払いは、SBI新生銀行は、元々プリペイドカードGAICAを利用して米ドルでの支払い決済ができましたが、令和6年3月で終了します(新規発行は終了しています)。

住信SBIネット銀行は、米ドル口座からデビット(VISA・MasterCard)機能付きキャッシュカードを利用して、米ドル払い、現地ATMで米ドル現金引き出しが可能です。

送金・入金は、SBI新生銀行は手数料が安いです。また、住信SBIネット銀行は、送金は国内金融機関の本人名義口座に限られます。

支払決済現地通貨引き出し(ATM)送金手数料入金手数料
SBI新生銀行300USD〜
外貨宅配で可能
(手数料1.4円/1USD+1,100円)
4,000円
(月1回無料)
14USD
(2,000円キャッシュバック)
住信SBIネット銀行デビットカードで可能
(手数料2.5%(30回まで手数料を円換算ポイントバック))

(手数料2.5%)
3,000円
(国内金融機関の本人口座限定)
25USD
(5万通貨(HKD、ZARは50万通貨)以上無料)
米ドル決済・送金・入金手数料(令和5年11月現在)

どちらが有利?

基本的には以下の流れかなと考えています。

住信SBIネット銀行で米ドル積立

SBI証券で運用

米ドルを使う口座へ出金

かなと考えています。

変形として、入金元は米ドルの積立以外なら金利差でSBI新生銀行が有利です。

出金先口座は日本円に戻して利用する前提なら、金利差でSBI新生銀行が有利ですが、支払いなどで米ドル決済するユーザーには住信SBIネット銀行が便利でしょう。

おわりに

SBI証券と外貨連携できるSBI新生銀行と住信SBIネット銀行のサービスについてまとめました。

SBI証券の米ドル出金口座の設定の参考になれば幸いです。

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