メトロポイントクラブ(メトポ)のランク制度開始に隠れての発表なので、気づいていない人も少なくないと思いますが、東京メトロの回数券がほぼ廃止になるので、その概要です。
東京メトロの回数券の内容
回数券は、1回あたりの運賃が実質割引になるのもので、てすも愛用しています。
料金は10枚分の料金で、回数券の種類によりおまけが付いています。
回数券は5種類あり、それぞれ見ていきます。
普通回数乗車券
利用に制限がないもので、いつでも利用可能です。
区間 | 料金 | 枚数 | 1枚あたり料金 |
170円区間 | 1,700円 | 11枚 | 155円 |
200円区間 | 2,000円 | 11枚 | 182円 |
250円区間 | 2,500円 | 11枚 | 228円 |
290円区間 | 2,900円 | 11枚 | 264円 |
320円区間 | 3,200円 | 11枚 | 291円 |
時差回数乗車券
平日の10時から16時までと、土曜日、日曜日、祝祭日、休日、年末年始(12月30日〜1月3日)に利用可能です。
区間 | 料金 | 枚数 | 1枚あたり料金 |
170円区間 | 1,700円 | 12枚 | 142円 |
200円区間 | 2,000円 | 12枚 | 167円 |
250円区間 | 2,500円 | 12枚 | 209円 |
290円区間 | 2,900円 | 12枚 | 242円 |
320円区間 | 3,200円 | 12枚 | 267円 |
土・休日割引回数乗車券
土曜日、日曜日、祝祭日、休日、年末年始(12月30日〜1月3日)に利用可能です。
区間 | 料金 | 枚数 | 1枚あたり料金 |
170円区間 | 1,700円 | 14枚 | 122円 |
200円区間 | 2,000円 | 14枚 | 143円 |
250円区間 | 2,500円 | 14枚 | 178円 |
290円区間 | 2,900円 | 14枚 | 186円 |
320円区間 | 3,200円 | 14枚 | 229円 |
その他回数券
特定の人向けに回数券があります(証明などが必要)。
- 障がい者割引回数乗車券
- 通学用割引回数乗車券
改定の内容
回数券の実質廃止
回数券の内、普通乗車回数券、時差回数券、土・休日割引回数乗車券が廃止になります。
発売終了日は令和5年(2023年)2月28日です。
メトポのランク制度導入
メトリポイントクラブ(メトポ)にラック制度が導入されます。
以下のような仕組みです。
- スコアからランクが設定される
- 設定されたランク応じたポイントが翌々月に付与される。
実質値上げに
回数券の割引率が大きいだけに、メトポの還元率では回数券に劣ります。
メトポの問題
てすは、現状、メトポは非常に使いにくいポイントだと判断しています。
- 初期登録(紐付け)を券売機で行う必要がある
ICカードとメトポお客様番号の紐付けを行いますが、券売機で行う必要があります。
- リアルタイムで状況がわからない
現時点においても、付与予定ポイント数は翌月にしかわからず、更にポイント付与がその翌月にあります。これがランク制になると、さらに複雑奇怪なものとなります。
- メトポからPASMOチャージへの交換が簡単ではない
- 初期登録で、ICカードとメトポお客様番号を紐付けているのも関わらず、ポイント交換時にお客様と暗証番号を求められる。
紐付けしているのだから、お客様番号は不要と思いました(このため、現状はお客様番号のメモを持っておく必要があります)。 - 特定の券売機に行く必要がある。すべての駅、改札口近くに設置されていないので、面倒。
- 初期登録で、ICカードとメトポお客様番号を紐付けているのも関わらず、ポイント交換時にお客様と暗証番号を求められる。
- モバイルPASMO利用の場合はひどい
モバイルPASMOは初期登録、メトポの交換共に水色の券売機でしか行えません。
設置駅が限られているだけでなく、各駅に1台程度しかないため、新宿駅など大きな駅では設置場所を探すのに苦労しました。
モバイルSuicaのように、アプリで紐付け・交換できるように改善していただきたいところです。
おわりに
東京メトロの回数券廃止の概要についてまとめました。
利用機会が多い人は、令和5年2月28日までに購入しておく必要がありますね。
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