【ANA Pay】リニューアル

節約/クレカ/ポイント

ANAから提供されているANA Payが実質リニューアルされ、タッチ払いとして利用可能になっています。

ANA Payは、元々は「コード払い」として、バーコード、QRコードを利用して支払いが可能なサービスでした。

しかし、「コード払い」のサービスは、還元が1マイル/200円がありますが、チャージがJCBブランドのクレジットカードからしかできないため、大変利用勝手が悪いものでした。

このANA Payがリニューアルされ、従来の「コード払い」は令和5年11月に終了し、令和5年5月23日から「タッチ払い」がスタートしました。「タッチ払い」は、秋ごろにコード払いにも対応する予定です。。

ANA Pay(タッチ払い)の内容についてまとめます。

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ANA Pay(タッチ払い)について

ANA Pay(タッチ払い)はVISAプリペイドカードとして利用できるサービスです。

チャージ手段も大幅に拡充され、セブン銀行ATM、クレジットカード(JCB以外にVISA、MasterCard、Diners Clubが利用可能。なぜかAMEXは利用不可)、Apple Payからチャージできます。

また、ANAマイルからも1マイル=1円として1マイルからチャージが可能になっています。

利用方法を以下にまとめています。

ANA Pay(タッチ払い)ANA Pay(コード払い)
(令和5年11月終了)
対応OSiOS、Android(令和5年6月28日リリース)iOS、Android
チャージ方法クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、Diners Club)
セブン銀行ATM
Apple Pay


■限度(本人確認済み)
・1回:1,000円〜10万円
・1日:上限10万円
・1ヶ月:上限30万円
クレジットカード(JCB)
マイルからのチャージ1マイル=1円

■限度(本人確認済み)
・1回:1〜1万マイル
・1日:上限1万マイル
・1ヶ月:上限5万マイル
タッチ決済iD(Apple Pay)、VISAタッチ、バーチャルプリペイド
コード決済令和5年秋対応(SmartCodeSmartCode
還元マイル1マイル/200円(ANA Payキャッシュのみ)1マイル/200円
ANA Payの概要

ANAカードでのチャージ

ANAカードからのチャージも可能で、チャージ時に還元されるマイルがカードの種類により異なります。

還元マイル(1,000円あたり)
一般1マイル
ゴールド6マイル
プレミアム11マイル
ANAカードからのチャージ時の還元マイル

Apple Payでのチャージ

ANA Payへのチャージは、Apple Payで可能ですが、一部制限されているようです。

てすが確認したところでは以下のとおりです。

■利用不可(Apple Payでの選択不可)

  • プリペイド:Kyash、nanaco、Suica、PASMO
    ※Kyashは、クレジットカードチャージで利用可能です。
  • クレカ: Diners Club
    ※クレジットチャージでは利用可能です。

■利用可能(Apple Payでの選択可能)

  • プリペイド: au PAYプリペイド、Vポイント残高、メルペイ、ANA Payプリペイド
    ※ANA Payプリペイドは自分で自分をチャージするような形なりますので、危険なので操作していません(試しておりませんので、ご自身の判断でお願いします)。
  • クレカ:VISA、MasterCard、JCB
    ※ANAの説明では、Apple PayでもAMEXは利用できない旨明記されていますが、チャージ時にAMEXブランドのクレジットカード(本家、セゾン共に)が選択できるようです(試しておりませんので、ご自身の判断でお願いします)。

タッチ払い利用方法

ANAマイレージクラブのアプリを最新化すると、利用が可能になります。

画面下の中央にANA Payのアイコンが表示されます。

ANAマイレージクラブアプリ画面下部
真ん中にANA Payのアイコンがある。

上図のANA Payアイコンをタップすると新規登録時はSMS認証後、Apple Payにカード登録の手続きがあります。

画面に従ってApple Payにカード登録が完了すると利用可能になります。

利用メリットは?

こういったサービスについて、どのようなメリットがあるかをまとめました。

0.5%のマイル還元

ANA Payキャッシュで支払いに利用すると、0.5%のマイル還元があります。(1マイル/200円)

※ANA Payマイルでは還元はありません。

マイルチャージ

マイルは1マイル単位で1マイル=1円でチャージ可能です。

このため、あまりマイルが貯まっていなかったり、使いきれなかったり、中途半端な残高があるが、有効期限が到来するようなマイルの有効活用に役立ちます。

マイルでのチャージはANA Payマイルとしてチャージされますが、ANA Payマイルの残高での支払いによる利用による還元はありません。

注意点

このようにマイルを柔軟に利用できるサービスですが、注意する点もあります。

クレジットチャージについて

ANAカードからのチャージはお得ではない

ANAカードでのチャージについては、ANAカード通常利用と比較して、チャージ時の還元率が低くなっていますので、お得ではありません。

また、ANAカード発行元のカードポイント(三井住友カード、JCB、Diners Club)は付与されません。

タッチ決済については、各社発行のクレジットカードともiD、Quicpay、Apple Payなどに対応しているため、こちらを利用したほうが良いですね。

このため、ANAカードでのクレジットカードチャージによる利用機会はあまりないと思います。

ANAカード以外は個別確認が必要

ANAカード以外のチャージでは、クレジットカード各社でポイント付与されるものがあるので、個別に確認が必要です。

チャージ方法により財布が違い、それぞれ合算できない

1マイル=1円でチャージできるサービスですが、ANA PayにはANA PayキャッシュとANA Payマイルの財布が2つあり、クレジットカードチャージなどの通常のチャージとマイルからのチャージは異なる財布へチャージされます。

チャージ方法チャージ先財布上限有効期限
クレジットカード
Apple Pay
ATM
ANA Payキャッシュ10〜30万円最終チャージ・利用の翌月から4年
ANAマイルANA Payマイル3〜5万円最終チャージ・利用の翌月から1年
チャージ方法により、チャージ先が違う

ANA PayキャッシュとANA Payマイルは、合算利用できません

利用時には、利用する財布を切り替える必要があります。

このため、ANA Payマイルでの不足分をANA Payキャッシュで、またはその逆で補うといったことができません。

JAL Payと比べて

新しいANA PayをJAL Payと比較すると以下のようになります。なお、従来のANA Payとの比較はこちらの記事にあります。

JAL PayANA Pay(リニューアル後)
対応OSiOS、AndroidiOS、Android(令和5年6月28日リリース)
プリペイドカードブランドMasterCardVISA
銀行口座チャージJAL NEOBANK、住信SBIネット銀行振替
銀行振込
インターネットバンキング
オートチャージJAL NEOBANK、住信SBIネット銀行クレジットチャージで利用するクレカ
(事前登録、本人確認要)
クレジットカードチャージVISA、MasterCard、JCB、Diners Club
(事前登録)
Apple Payチャージ◯(一部利用不可)
ATMチャージセブン銀行ATM
マイルチャージ1マイル=1〜1,1円
(3,000マイル以上、1,000マイル単位)
1マイル=1円
(1マイル以上、1マイル単位)
タッチ決済MasterCardコンタクトレス
(物理カード)
iD(Apple Pay)、VISAタッチ
チャージ・マイルチャージ併用
(マイルチャージ残高優先)
外国通貨対応14通貨
対応QRコードSmart CodeSmart Code(令和5年秋対応予定
マイル還元率0.5%0.5%
ANA PayとJAL Payの比較

マイルチャージはANA Payが1マイル単位で利用できるので使いやすくなっています。

JAL Payは外国通貨にも対応しており、ドル払いなどをしたいユーザーにはメリットがあります。

その他はどちらもそれほど違いが無いように思います。

おわりに

ANA Payはクレカからチャージして利用するにはメリットがありません。

マイルを貯めていないが、飛行機を利用してマイルをもらった、またはマイルがあまり貯まっていない、または使い切れずに有効期限が来るマイルの有効活用が中心だと思います。

マイルは特典航空券に使うのが本来の使い方なので、このような手段ではなく、有効期限を意識せずに特典航空券に交換できるまでマイルをコツコツ貯めていくのが、最も有効な活用方法だと思います。

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