キャッシュレスには備えが必要

節約/クレカ/ポイント

現在、私たちの生活で必要なお金が現金からキャッシュレス化が進んでいます。

お釣りなどを気にすることなく、クレジットカード、電子マネー、コード決済などで支払いがスムーズにでき、更にポイントが貰えたりしてお得感もあります。

街中もお店や交通機関もキャッシュレス対応が増えてきました、

しかし、これらのシステムはちょっとしたことで利用できなくなることもありますので、備えが必要でしょう。

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キャッシュレスシステムの成り立ち

キャッシュレスを行うには、様々な技術を利用して高度に構成されています。

  • カード・スマホ、およびそれを作る部品
  • 店舗などでの読み取り端末
  • 電気
  • 通信ネットワーク
  • サービスを提供するサーバー(決済など)
  • これらを構成する技術、ソフトウェア

このどれかが欠けてもシステムは動きません。

実際に影響を受けている内容を見ていきましょう。

無記名Suica・PASMOカード発行の一時停止

令和5年6月2日に、JR東日本を始めとするSuica・PASMOを発行する会社は、当面の間、無記名Suica、PASMOの発行を停止すると発表しました。

理由は、世界的半導体不足の影響で、ICチップの入手が困難なことから、必要量のカード製造が難しいためのことです。

部品不足による影響ですね。

Suicaなどのサービス障害

令和5年6月24日、サーバーの電源停止により、モバイルSuicaアプリ利用、みどりの窓口でのクレジット決済、駅ネットサービスなどへの影響が出ました。

同6月27日には、Apple PayのSuica、PASMO、ICOCAの発行、チャージができない影響が出ました。Apple Pay/ウォレットの障害によるものです。

サーバー停止が大きな影響を与えてしまいました。また、クラウド化が進んでおり、多くのサービスが同じサーバーに載っていることもあり、一つの障害が多くのサービスへ影響範囲が拡大する傾向があります。

クレジットカード決済ネットワークの障害

令和5年11月11日、システム障害により、クレジットカードが利用できなくなりました。

障害は、サービス提供側は1時間程度と言っていますが、完全復旧までには3時間かかっています。

コンビニや新幹線の券売機などでも利用できなくなりました。

コンビニなら代わりにSuicaなどで払える金額ですが、新幹線での移動の際には慌ててしまう状態ですね。

スマホの故障など

てすは、スマホが普及する前のガラケー時代からからキャッシュレス化を進めており、極力現金払いをせずにクレジットカードや電子マネーなどでの支払いを行ってきました。

しかし、スマホの故障に何度か遭遇したことがあり、そのときには、スマホの修理・買い替えなどに伴うデータ移行や、サービス移行を個々に行わなければなりません。
(現在はクラウドバックアップで簡単に移行できるものもあります)

個人的な故障で、他人に影響がないとは言え、途方に暮れてしまいます。

外国の状況

外国に目を向けると、キャッシュレスが進んでいる国があります。

スウェーデンでは、実に2016年時点で、現金流通量がGDP比1.4%(日本は19,9%)とキャッシュレスが進んでおり、現金を断る店もあるほどです(最近は日本でも現金を取り扱わない店を見かけるようになりました)。

キャッシュレスを進める目的は、効率が良い以外に、お金の流れをつかめる(マネーロンダリング対策)、偽造防止、治安(強盗など)維持などがあります。

日本は災害大国

前節でご紹介したスウェーデンは、自然災害が少ない国でもあります。

日本の状況はというと、一言で災害大国です。

大小様々な災害が起きており、前節の構成要素が度々寸断され、その度にキャッシュレスも停止しています。

記憶に新しい平成23年(2011年)3月の東日本大震災直後は、発電所の事故により電源不足不安から、定期停電も行われ、節電のためにコンビニを含め、現金のみの取り扱いの店が増えました。

現金を持っていないと、何も買えない時があるのです。

令和5年現在は、災害なくとも、電源不足の不安がありますので、いつ停電するかわからない状況にありますね。
でんき予報(東京電力パワーグリッド)

ある程度は現金を財布に入れておく

キャッシュレスに使ってしまうと、あまりの便利さに慣れてしまい、いざ利用できなくなったときにパニックを起こす可能性があります。

このため、いざというときのための備えが必要です。

このため、てすは1〜2週間程度の生活費は現金で財布に入れています。大きな災害でも、1〜2週間程度で落ち着いてくることが予想されるためです。

日本は治安が良く(最近少し状況が変わってきた可能性あり)、紙幣(日本銀行券)は優秀で、偽造も少ないため、安心して利用できますね。

おわりに

キャッシュレスは便利ですが、日本においては備えが必要ということについてまとめました。

外国に倣えとかではなく、良いところは取り入れて、日本の事情に合った社会になるよう努めたいところですね。

▼ソース

無記名の「Suica」・「PASMO」カード発売の一時中止に関するお知らせ (jreast.co.jp)

システム不具合による影響及び原因と対策について (jreast.co.jp)

現金が消えた国、スウェーデン | 経済産業省 METI Journal ONLINE

治安が良い国、自然災害の少ない国って、一体どこ? 治安・防災 | 大人未来Lab. 世界の暮らしと価値観にふれる「大人未来ラボ」 (smtrc.jp)

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