令和7年(2025年)は乙巳の年

雑記
大神神社 巳の神杉

令和7年(2025年)は、乙巳(きのと・み、いっし)の年です。

乙巳の年は、昨年(甲辰)に始まった革新が、従来の習慣などにケリを付けて、突き破って果敢に伸びていく年にあります。

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乙巳の意味

「乙」は、前年に芽生えたものがまだまだ伸びていない、抵抗に抑えられている象形文字と言われています。

「巳」はいわゆる蛇ですが、蛇が冬眠を終えて新しい地上生活を始める。また、蛇は脱皮の象徴で、古い皮を脱いて成長していく。つまり、従来の因習に終わりをつげて伸びていくことを意味します

「乙巳」は、伸びていないものが殻を破ってどんどん成長していく、過去の因習などを捨てて成長していかなければならない年になります。

因習的活動にケリをつける時期

前年(甲辰)に芽生えた改革創造があっても、しがらみや抵抗勢力などの障壁にぶつかり、なかなか伸びてこない年でした。

しかし、昨年の米国大統領選挙や周囲の外国の動向を踏まえ、日本も旧態依然とした現在の殻を破り、新たな創造を伸ばして行く時に来ていると思います。それがどういった政権で進められるのかはこれからの国民の判断になると思います。

乙巳の年の出来事

干支は60年に一度還る、いわゆる還暦になりますが、以前の乙巳の年は、以下のような出来事がありました。

645年

645年は、教科書には必ず載っている、乙巳の変(Wikipedia)(大化の改新の始まり)が起きた年です。

中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を宮中で暗殺し、政治改革を断行し、過去の因習にケリをつけました。そして律令制度の確立に進んでいきました。

明治38年(1905年)

明治40年は、前年に始まった日露戦争が大変な状況にあるところを終戦に持ち込み、一連のケリを着けた年です。戦争という負担をなくし、次の時代へ成長していくときに当たります。

昭和40年(1965年)

昭和40年は、国内では行動成長期の真っ只中、日韓基本条約の締結で過去の清算にケリを付けたほか、国連の非常任理事国に2回目の当選をするなど、国際的な地位を高めていきました。

なお、昭和40年の為替レートはUSD/JPY=360円(固定相場)で、今と比較しても全くの円安時代でしたし、勢いを感じます。今の「円安(USD/JPY=150円台)が問題」と騒いでいるのは何でしょうか。

外国においては、シンガポールがマレーシアから独立し、今や一人当たり名目GDPで世界5位(IMF統計・2023年)に成長しています(日本は34位)。

おわりに

令和7年は、みなさまにとっても、古い殻を破り、過去の因習にケリを付けて、発展していくことを願っています。

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