単元未満株取引サービスまとめ

資産管理

国内株を単元数(100株単位が多い)を取引するには金額が高いが、少額で行いたいというニーズに対し、単元未満株で取引できるサービスがあります。

ネット証券では、楽天証券がずっと扱っていなかったのですが、いよいよ令和5年4月から提供を始め、少額投資がやりやすくなりました。

各社が提供しているサービスの内容をまとめます。

スポンサーリンク

単元未満株取引サービスとは

証券取引所では、株式、ETF、REITなどの証券を単元株数(100株単位が多い)で取引されます。

単元未満株取引サービスは、単位株数未満で購入できるサービスです。

単元未満株取引は、通常は店頭取引での取引となりますが、ユーザはあまり意識しないと思います。

通常、上場銘柄は購入できますが、証券会社により一部対象外の銘柄もあります。証券会社により購入できる銘柄が異なりますので、確認してみると良いでしょう。

単元未満株の特徴

単元未満株は、1株、あるいはそれ以下の単位で購入できます。

注文は成り行きサービスが基本で、価格してはできません。

購入によって一定の株主権利を受けられますが、単元株数以上に権利を付与している銘柄が多いので、一部制限があります。

  • 受けられる権利
    • 配当受取
    • 株式分割・併合 など
  • 受けられない権利
    • 株主優待
    • 議決権行使 など

多くの証券会社では、単元未満株を買い増しして、単元株数に達すると、自動的に単元株として扱われ、取引所取引が可能になったり、単元未満株で受けられない権利を受けられるようになります。

このため、株主優待を受けたいユーザーは、単元株数になるまで、コツコツと買い増ししていくことになります。

各社の提供状況

単元未満株取引サービスを提供する各社の状況です。

サービス比較

SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券SMBC日興証券大和コネクト証券
商品名S株かぶミニプチ株ワン株キンカブひな株
取引タイミング前場・後場寄付、
後場引け
東証寄付、
リアルタイム
前場・後場寄付後場寄付前場・後場寄付リアルタイム
価格決定方式前場・後場の始値
後場引け値
寄付:始値
リアルタイム(購入):売り気配値
リアルタイム(売却):買い気配値
前場・後場の始値後場の始値前場・後場の始値リアルタイム(購入):売り気配値
リアルタイム(売却):買い気配値
売買単位
(株数指定)
1株1株1株1株0.00001株単位
(100円以上の注文が必要)
1株
売買単位
(金額指定)
100円単位
手数料
(購入時)
無料スプレッド0.22%0.55%(最低52円)
積立(定期購入)は無料
無料100万円以下:無料
100万円超:スプレッド1%
スプレッド0.5%
手数料
(売却時)
0,55%
(最低55円)

無料
(令和5年9月30日〜)
スプレッド0.22%
+11円
令和5年10月2日〜)
0.55%
(最低52円)
0.55%
(最低52円)
100万円以下:スプレッド0.5%
100万円超:スプレッド1%
スプレッド0.5%
ポイント利用
(Tポイント、Ponta)

(楽天ポイント)

(Ponta)
(定期購入には不可)

(マネックスポイント)
(手数料充当のみ)

(dポイント、
日興フロッギーで可能)

(代金充当、定期購入は不可)

(dポイント、Ponta)
定期購入
NISA
(株数指定では不可)
株式移管
証券会社各社の単元未満取引サービスの概要

リアルタイムで売買するなら、楽天と大和コネクト

売買を繰り繰り返し、できるだけ値段の動きを見て時価で取引するユーザーは、リアルタイムで取引できるサービスが選択になります。

単元株数を目指して買い増しするなら、購入時の手数料は負担

通常、単元未満株より単元株取引のほうが手数料が有利なので、少しずつ単元株数になるまで買い増しするユーザーは、購入時に手数料がかからないサービスが選択になります。

手数料がかからないのは、SBI証券、マネックス証券、SMBC日興証券です。

単元未満株で売買するなら、トータル手数料で考える

単元未満株数で売買するユーザーは、売買トータルで安くなるサービスを選ぶ方が良いですね。

令和5年9月30日から、SBI証券の売買手数料が完全に無料になりました。

るいとう

積立として利用する場合は、野村證券など、従来からある証券会社では、1つの銘柄を定期的に定額で購入(積立)できる、るいとうサービスがあります。

小数点以下第5位まで買えます。

ただ、購入時に手数料がかかるのみならず、通常は書面手続きが多く、煩雑で時間もかかってしまいます。

SMBC日興証券のキンカブは、るいとうと同等の機能を持っており、購入手数料が無料、積立設定などがネットで全て続き可能なので、便利に利用できます。

おわりに

単元未満株の取引サービスについてまとめました。

てすは、単元未満株をコツコツと買い増して、単元株にするタイプなので、細やかに購入設定が可能なSMBC日興証券を中心に利用しています。

▼関連記事

てすの暮らしの知恵

コメント

タイトルとURLをコピーしました