株主総会議決権行使には、議案内容をしっかり見る必要があります

雑記

6月に入り、3月決算の株式会社の株主総会の招集通知が届く頃です。

近年は、「スマート行使」という、スマホで議決権を簡単に行使できるようにしている会社が多いです。

スマート行使を行うと、抽選で500円分のQUOカードをプレゼントするなどのサービスを行っているところもあります。

スマート行使は簡単で、議決権行使書に記載されているQRコードを読み込んでサイトへアクセスすると、各議案に賛成/反対をクリックし、送信で完了です。

こういった楽に行使できるスマート行使ですが、個人投資家(特に初心者)は議案内容を見ずにすべて「賛成」、または、わざわざ「会社案にすべて賛成」を用意してあるため、これタップしてしまうことが多いと思います。これが会社の狙いで、会社に賛成案をかき集めることで、会社の方針通りに動かそうという取り組みです。

初心者は「経営はわからないから」とかいう理由で、ついつい会社に賛成してしまいがちですが、よくよく見ると、「利益減っているけど経営責任は?、なぜ報酬増やすの?、なぜ減配なの?」、「社外取締役はなぜこんなに多いの? なぜこんな人が入っているの?、何に貢献してるの?」、「事業戦略の柱とか言っていながら、次年度の進捗状況の報告がない」などの疑問が湧くことがあります。

こういったことを見極めて賛成・反対を投じる事が必要です。特に「会社案にすべて賛成」ボタンには注意したほうが良いですね。

最初はあまりわからなくても、2〜3年続けて見ると、見えてくるものもあります。

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おわりに

てすも、最初はあまりわかっていませんでしたが、数年持ち続けている株式については、前年と比較してみるなど、ある程度見えてくるようになりました。

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