ANAの国内線特典航空券の必要マイルが、令和6年10月27日搭乗分から改定されます。
これによると、レギュラーシーズンで10月26日までの搭乗は羽田〜伊丹は6,000マイルでしたが、6,500マイル必要なります。
これにより、従来、ANAマイルの価値を1マイル=2円相当としてきたものの再計算を行います。
ANAマイルの価値の再計算
マイルの価値は、てすの移動が多い東京駅〜大阪駅間の料金(新幹線利用)通常期を指標としています。
この指標に基づき計算を行います。新幹線利用は、のぞみ利用(EX予約料金)と割安なぷらっとこだま(グリーン車)利用の場合で計算しています。
区間 | 料金・マイル |
東京〜品川 (JR東日本) | 179円 |
品川〜羽田空港 (京急電鉄) | 327円 |
羽田空港〜伊丹空港 (ANA) | 6,500マイル |
大阪空港〜蛍池 (大阪モノレール) | 200円 |
蛍池〜大阪梅田 (阪急電車) | 240円 |
空港施設使用料 (羽田・伊丹) | 710円 |
合計 | 1,656円+6,500マイル |
区間 | のぞみ普通席 (EX予約利用) | ぷらっとこだま (グリーン車利用) |
東京〜新大阪 (新幹線) | 14,030円 | 12.470円 |
新大阪〜大阪 (JR西日本) | 170円 | 170円 |
合計 | 14.200円 | 12,640円 |
つまり、新幹線を利用した場合の14,200円(のぞみ利用)または12,640円(ぷらっとこだま利用)と航空機利用の1,656円の差額が6,500マイルに相当することになります。
結果、1マイルの価値の計算は以下のようになります。
のぞみ利用の場合
(14,200円 ー 1,656円) ÷ 6,500マイル ≒ 1.93
ぷらっとこだま利用の場合
(12,640円 ー 1,656円) ÷ 6,500マイル ≒ 1.69
仕事などで急いで利用する場合は、のぞみ利用と比較して、概ね1マイル=2円ぐらいで評価できますが、レジャーなどで急ぐ必要がなく、ゆったりしたい場合は、ぷらっとこだま利用とすると、1マイル=1.69円ぐらいの価値で評価できることがわかります。
おわりに
ANAの特典航空券の必要マイルの改定に伴い、マイルの価値を再計算しました。
このサイトでは、今後ANAマイル価値は1マイル=1.7円とします。
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