ANAから現在のANA Pay(コード払い)を11月末に終了し、新たなANA Payを開始するとの発表がありました。
その内容を見ていきます。
現在のANA Payとは
現在のANA Payは、ANAから提供されるコード決済サービスです。
チャージ方法が限られるので、非常に使い勝手が悪いものでした。
サービス概要は以下のとおりです。
支払い | 事前チャージが必要 |
チャージ元 | クレジットカード(JCB) |
利用先 | ANA Festa、SmartCode対応店 |
利用還元 | 1マイル/200円 |
ANA Payの予定
現在のANA Payは11月末で終了予定です。
その後、新たなANA Payが開始される予定です。
現在のANA Payサービス終了予定(11月)
現在のANA Payが終了するに伴い、以下のスケジュールで終了する予定です。
- 新規入会終了:6月末
- チャージ終了: 10月末
- 決済終了: 11月末
残高の返金対応があり、9月以降に案内があります。
また、サービス終了に伴い、ANA Payマイルプラスも終了になります。
新たなANA Pay(5月〜)
新たなANA Payは、5月から開始され、タッチ払いに対応する見込みです。
- 新たなチャージ方法
現在よりチャージ方法が広がり、以下のようなチャージ方法が可能になる見込みです。また、以下の3つの決済方法に共通的に利用できるチャージ残高になると思われます。- ANAマイルチャージ(1マイル=1円)
- コンビニATM(現金)
- クレジットカードチャージ
現在はJCBのみですが、他ブランドへも広がる予定です。
- タッチ決済への対応
スマホを利用して、Apple PayやGoogle Pay、iD、Quicpayなどに対応するのでしょうか。
- バーチャルプリペイドカードへの対応
他のバーチャルプリペイドカードと同様、クレジットカードブランドが付いたプリペイドカードが発行されるものと思われます。
- コード払いへの対応(11月以降)
令和5年11月以降にコード払いへも対応予定です。現在のANA Payをリニューアルし、上記のチャージでタッチ決済やバーチャルプリペイドカードの残高と一体化するものと思われます。
マイルチャージは、過去のサービスを見ると、1マイル単位で交換できるとは考えにくく、最低3,000マイル程度からの交換のハードルが設定される可能性もあります。そうすると、使いづらいサービスになりますね。
おわりに
ANA Payの予定についてご紹介しました。
近年、マイルの乱発、コロナ時期にはほぼ利用不可、コロナ後の需要急増により、特典航空券を予約しにくくなっており、また、マイル積算が遅く、マイルの最低交換数のハードルの関係で使い勝手が悪いことから、ANA Payのような普段の生活でのマイルの有効活用のためのサービスが展開される形なっています。
しかし、本質的にマイルは、旅行のための特典航空券を目指して貯めるユーザーが多いので、まずは特典航空券のためのサービス充実を第一に考えていかないと、マイル離れが多くなるように思います。
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