コスパ(コストパフォーマンス:費用対効果)に加え、タイパ(タイムパフォーマンス:時間対効果)という考え方があります。
それぞれ、費やした費用(金額)、時間とそれによって得られた効果や満足度の対比です。
つまり、お金や時間を効率的に使う考え方です。
お金は頑張って増やせますが、時間は誰にでも24時間/日と決まっており、増やすことができません。
タイパの考え方は本質だと思います。
「時は金なり(Time is Money)」(Wikipedia)という言葉があります。これは「時間=金」のニュアンスで理解されていますが、どちらかというと、「機会損失」と捉えるべきでしょう。もう少し言えば、てすは「時間はお金より大切」と思っています。
こうすると、「時間をお金で買う」という考え方が出ます。例えば、ある目的地へ行くために、電車かタクシーのどちらを利用するかで、多くはタクシーのほうがコストが掛かりますが、早く到着するということがあります。これは、コストを掛けて時間を短縮している(つまり時間をお金で買っている)のと同じです。
「時間をお金で買う」と言っても、お金が無限大にあるわけではないため、ある程度、コスパとタイパは対立することがあります(タクシーばかり利用するわけにはいきません)。
そうすると、コスパとタイパをどう比較すればよいでしょうか。
コスパとタイパの比較
数値として計算する場合、てすは以下のように考えるようにしています。
- 自分の時給を計算する
- コスト(支出額)と短縮時間による時給額を比較し、有利な方を選ぶ
例えば、誰も1年は365日、1日は24時間ですので、1年で365×24=8760時間あります。
これに対し、年収が300万円だと、時給342円です。そうすると、342円以下で1時間短縮できるなら、効果があるということになります。
※1日を24時間として計算しているのは不労所得が前提となります。
労働所得では、必ず寝る時間があるので、これを引いたほうが良いと思います。つまり、1日8時間寝るとして、1日は16時間になります。そうすると、1年では365×16=5840時間、時給は513円と計算します。
目に見えない効果・満足度があることがある
こういったコスパ・タイパの比較ですが、比較できないことがあります。
- 信用
ビジネスなら約束時間(納期・待ち合わせ時間など)を守ることが基本です。このため遅れそうになると、少々コストを使っても早い手段を利用します。これができないと、相手の時間を奪うことになり、下手をするとビジネス自体が不調に終わる、または時間・費用ともに多く費やすかもしれません。
家族・友人との待ち合わせなら、時間に遅れることで、雰囲気が悪くなり、その日一日不愉快な日を過ごすことになりかねません。
- 健康管理
普段の通勤で、電車通勤をしていると、最寄り駅の1駅手前で降りて歩いてくる人がいます。これは電車賃を安くするために時間をかけているではなく、日頃の運動不足解消のために歩いている事が多いです。
こういった見えない効果・満足度には、タイパではなく時間管理をしっかり行うことですね。
おわりに
コスパとタイパの比較についてまとめてみました。
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