ポイントサービスには、投資に使えるサービスが増えてきています。
その中で、NTTドコモが提供するdポイントでの投資環境についてまとめます。
dポイントで投資できるサービス
dポイントを使って投資できるサービスは、2つあります。
ポイント投資
ポイント投資は、dポイントで直接投資するサービスです。
dアカウントを持っていればいつでも利用可能です。
投資は100ポイント単位で、引き出しは1ポイント単位で行なえます。
使えるポイントは、通常ポイントのみです(期間・用途限定ポイントは使えません)。
運用は、「おまかせ」と「テーマ」で設定できます。
おまかせ
「おまかせ」は、AI投資サービスのTHEOを運用するお金のデザインが設定・運用する投資信託の基準価格に連動します。
つまり、THEOへ投資しているイメージですね。
運用コストについては、THEOは運用中は通常、年率約1.1%の手数料がかかるので、かなり高い手数料であると想定します。
テーマ
テーマでの運用は、NTTドコモが指定する運用会社のETFに連動します。
令和5年1月では、各テーマは以下のETFに連動します。
ETFでメジャーな、iシェアーズシリーズにも連動し、米国上場ETFが中心となっています。野村アセットマネジメントのETFは東証へ上場しています。
テーマ名 | 連動ETF |
日経平均株価(日経225) | 日経225連動型上場投資信託(野村アセットマネジメント) |
新興国 | iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット(ブラックロック・ジャパン) |
コミュニケーション | iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス(ブラックロック・ジャパン) |
生活必需品 | iシェアーズ グローバル生活必需品(ブラックロック・ジャパン) |
ヘルスケア | iシェアーズ グローバル・ヘルスケア(ブラックロック・ジャパン) |
米国大型株 | iシェアーズ・コア S&P 500(ブラックロック・ジャパン) |
金(ゴールド) | iシェアーズ ゴールド・トラスト(ブラックロック・ジャパン) |
クリーン・エネルギー | iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー(ブラックロック・ジャパン) |
日経インバース指数 | 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(野村アセットマネジメント) |
SDGs/ESG | iShares MSCI Global Sustainable Development Goals ETF(BlackRock, Inc) |
手数料については不明ですが、通常のETFの手数料に上乗せされているものと思われます。
日興フロッギー+docomo
日興フロッギーを通じて、dポイントで投資ができます。
日興フロッギー
日興フロッギーは、SMBC日興証券が提供しているサービスで、記事を読んで、興味を持った株式銘柄にキンカブへ投資できます。
キンカブは、東京証券取引所に上場している指定株式(ETF、REIT含む)を100円単位で購入できるサービスです(単元未満も可能)。
対象銘柄は、令和4年4月現在、約3.900銘柄を取引できます。
利用にはSMBC日興証券の口座があれば、いつでも利用できます。
運用コストは、売買手数料として、注文額が100万円以下で買付時は無料、売却時に0.5%(スプレッドの形でかかります)になります。100万円を超えると、売買時にそれぞれ1%(スプレッドの形でかかります)かかります。その他は運用中のETFの信託報酬のみになります。
株式銘柄で配当があれば、持分を按分してもらうことができます。
単元株に到達すると、株主優待も期待できます。
dポイントの利用
キンカブ自体は、現金での購入となりますが、「日興フロッギー+docomo」で、dポイント1pt=1円として、キンカブ取引に利用できるサービスです。
日興フロッギー+docomoの利用は、日興フロッギーにdアカウントを連携させて利用できます。
使えるポイントは、通常ポイントだけでなく、期間・用途限定ポイントも利用できるのが魅力的です。
運用コストは、日興フロッギーと同じです。ポイント投資で100万円を超える投資はないと思うので、安い手数料ですね。
サービスを比較
ご紹介したサービスをまとめると、以下のようになります。
通常 | 期間・用途限定 | 最低投資額 | 投資先 | 引き出し | |
ポイント投資 | ○ | ✗ | 100pt | THEOの投資信託 NTTドコモ指定ETF | dポイント (1pt単位) |
日興フロッギー +docomo | ○ | ○ | 100pt | SMBC日興証券キンカブ銘柄 | 現金 (100円単位) |
こうすると、日興フロッギー+docomoの方が、投資先の自由度が高く、しかも引き出しは現金になるので、使いやすいように見えます。
おわりに
dポイントでできる投資運用サービスをご紹介しました。
▼関連記事
コメント