ネット銀行は、既存銀行と比べて手数料の安さ、金利の高さで優位性を保ってきました。
令和6年7月31日の日本銀行(日本銀行サイト)の金融政策決定会合の結果や市場金利動向を踏まえ、円預金金利の引き上げを行う銀行が出てきました。
中でもいち早く三井住友銀行が普通預金を改定し、0.1%になります。これは、楽天銀行が楽天証券と連携する普通預金(マネーブリッジ)と同じになります。
銀行 | 金利改定内容 | 改定予定日 |
三井住友銀行 | 0.02% → 0.1% | 8月6日 |
三菱UFJ銀行 | 0.02% → 0.1% | 9月2日 |
住信SBIネット銀行 | 0.02% → 0.1% | 10月1日 |
ネット銀行も改定を予定しているようですが、都市銀行に追随するような日程になっており、ネット銀行の金利優位性が薄れています。
おわりに
物価が上がっている一方、預金金利が上がるのは嬉しいですが、同時にローン金利も上がり、ローン金利は預金金利よりも大きく上がるので、実質手元に残るお金が減ります。
また、企業などは借り入れ負担が増えることで給料を上げることも難しくなり、全体的に経済的に厳しい時代がやってきそうです。
住宅ローンを変動金利で組んでいる場合は、固定金利にするか、住宅ローン減税の適用がないときは繰り上げ返済を検討したほうが良さそうです。
▼関連記事
コメント