個人向け国債キャンペーン比較(令和6年5月)

資産管理

令和6年4月分の個人向け国債の募集が始まっています。

証券各社などでは、キャンペーンが行われていますので、内容を比較してまとめました。

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個人向け国債募集内容(令和6年5月)

令和6年4月期の個人向け国債(財務省サイト)は、令和6年4月4日(木)〜30日(火)で募集されており、変動10年、固定5年、固定3年が募集されています。

募集金利は以下のとおりです。

令和6年5月募集の個人向け国債金利(出典:財務省)

1月からの金利の動きは以下のとおりです。

1月2月3月4月5月
変動100.40%0.49%0.47%0.50%0.57%
固定50.18%0.25%0.33%0.36%0.45%
固定30.05%0.05%0.16%0.18%0,29%
個人向け国債金利の令和6年1月期〜5月期比較

日本銀行によるマイナス金利政策解除に伴い、各種預金金利が上がってきていますが、個人向け国債の金利も上昇傾向にあります。

このような状況の時は固定金利(5年もの、3年もの)は避けたほうが良いように思います。

個人向け国債は銀行や証券会社などの金融機関で購入が可能です。

個人向け国債キャンペーンの内容

個人向け国債募集に当たり、証券会社では、購入額によりキャッシュバックなどの募集キャンペーンを展開しています。

令和6年5月は、大手3社(野村證券(野村證券サイト)大和証券(大和証券サイト))とSBI証券(SBI証券サイト)が実施しています。

SMBC日興証券(SMBC日興証券サイト)は、5月は行われておりません。

それぞれのキャンペーンは、以下のユーザーにメリットがあります。その他のユーザーはキャンペーン対象外なので、普段遣い、もしくは取引が便利なところの金融機関で良いでしょう。

  • 大口(1,000万円以上)購入:野村證券、大和証券
  • 50万円以上を初めて購入:SBI証券(SBI証券で初めて購入する場合)

キャンペーン内容

キャンペーン内容は、購入金額により、キャッシュバックが行われます。

ただし、大和証券は、購入額は以下のように計算されますので注意が必要です。

キャンペーン対象額 = 5月募集分購入額 ー 売却額(5月1日〜6月13日)

各商品のキャッシュバック内容は以下のとおりです。キャンペーンを継続している会社は特に変化はありません。

購入金額野村證券大和証券SBI証券
50万円〜100万円未満500円
100万円〜200万円未満1,000円
200万円〜300万円未満2,000円
300万円〜400万円未満3,000円
400万円〜500万円未満4,000円
500万円〜600万円未満5,000円
600万円〜700万円未満6,000円
700万円〜800万円未満7,000円
800万円〜900万円未満8,000円
900万円〜1,000万円未満9,000円
1,000万円〜1,100万円未満14,000円16,000円10,000円
1,100万円以上100万円ごと+1,400円+1,600円+1,000円
(上限25万円)
変動10の還元内容
購入金額野村證券大和証券SBI証券
50万円〜100万円未満350円
100万円〜200万円未満700円
200万円〜300万円未満1,400円
300万円〜400万円未満2,100円
400万円〜500万円未満2,800円
500万円〜600万円未満3,500円
600万円〜700万円未満4,200円
700万円〜800万円未満4,900円
800万円〜900万円未満5,600円
900万円〜1,000万円未満6,300円
1,000万円〜1,100万円未満11,000円11,000円7,000円
1,100万円以上100万円ごと+1,100円+1,100円+700円
(上限25万円)
固定5の還元内容
購入金額野村證券大和証券SBI証券
50万円〜100万円未満250円
100万円〜200万円未満500円
200万円〜300万円未満1,000円
300万円〜400万円未満1,500円
400万円〜500万円未満2,000円
500万円〜600万円未満2,500円
600万円〜700万円未満3,000円
700万円〜800万円未満3,500円
800万円〜900万円未満4,000円
900万円〜1,000万円未満4,500円
1,000万円〜1,100万円未満5,000円
1,100万円以上100万円ごと+500円
(上限25万円)
固定3の還元内容

ほとんどの場合、変動10を購入すると思うので、変動10の還元率が良いところを選ぶと良いでしょう。

おわりに

証券会社各社の個人向け国債キャンペーンを比較してまとめました。

大口・新規がターゲットになっているため、こういった恩恵を受けられないユーザーは、購入、途中換金が楽にできる金融機関を選ぶと良いかもしれません。

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