楽天モバイルが、令和5年7月3日より、データ専用タイプとして「Rakuten最強プラン(データタイプ)」を開始しました。
この内容について見ていきます。
データタイププランの特徴
データタイプは、楽天カード利用者限定で、本人確認不要で、eSIM活用なら申込後、3分ほどで利用開始できます。おそらく楽天カードで本人確認が終わっているために省略しているのでしょう。
通信サービスは、データ通信、SMSに特化され、通話は利用できません。LINEやViber、Messengerなどの通話機能は利用可能です。
データ通信は、通常タイプと同じ通信が可能です。
その他、MNPやキャリアメールやキャリア決済の利用なども削除されています。
条件を満たせば、初月料金が全額ポイント還元されるので、サクッとお試しで利用できるように設計されているようです。
しかし、通常プランでも開通時間は最短13分のため、13分→3分に、10分の短縮の価値を良しとするかは意見の分かれるところです。
他のサービスと比較すると
楽天モバイル(通常プランとデータタイプ)を比べてみました。
楽天モバイル (通常タイプ) | 楽天モバイル (データタイプ) | povo2.0(参考) | |
3GB | 1,078円/月 | ← | 990円/30日 |
20GB | 2,178円/月 | ← | 2,700円/30日(20GB/30日プラン) 6,490円/90日(60GB/90日プラン、月換算2,163円/20GB) |
20GB超過 | 3,278円/月 | ← | 12,980円/180日(150GBプラン、月換算2,163円/25GB) |
5G対応 | ◯(iPad不可) | ← | ◯ |
eSIM対応 | ◯ | ← | ◯ |
本人確認 | 必要 | 不要 | 必要 |
クレカ縛り | − | 楽天カード | − |
通話 | ◯ Rakuten Linkで無料 | − | ◯ |
SMS | ◯ | ← | ◯ |
海外利用 | 2GB | ← | − |
キャリアメール | ◯ | − | ◯ |
MNP | ◯ | − | ◯ |
キャリア決済 | ◯ | − | ◯ |
このように楽天モバイルのデータタイプは、通常タイプと料金が同じで、一部機能が削られている形になっており、メリットはほぼありません。
楽天モバイルは電波が充実しておらず、回線品質の悪評があることから、顧客基盤の大きい楽天カード会員向けに、短時間開通、契約解除手数料無料、初月実質無料(ポイントで全額還元)を提供し、1ヶ月試してみて、気に入れば通常タイプへ移るという、入り口(お試し)の使い方になります。
このため、データタイプはずっと使い続けるようなものではありません。
料金は、povo2.0の方が安くなるケースもありますが、楽天市場での買い物が多いユーザーは、SPUの活用で、実質楽天モバイルのほうが安くなるケースもあります。
おわりに
楽天モバイルでサービスが始まった、データタイプについてまとめました。
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