個人向け国債キャンペーン比較(令和6年1〜2月)

資産管理

令和6年1月分の個人向け国債の募集が始まっています。

証券各社などでは、キャンペーンが行われていますので、内容を比較してまとめました。

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個人向け国債募集内容(令和6年1月〜2月)

令和6年1月期の個人向け国債(財務省ページ)は、令和6年1月12日(金)〜31日(水)で募集されており、変動10年、固定5年、固定3年が募集されています。

募集金利は以下のとおりです。

令和6年1月募集の個人向け国債金利(出典:財務省)

12月より金利が下がりました。

11月12月1月
変動100.60%0.46%0.40%
固定50.42%0.25%0.18%
固定30.19%0.05%0.05%
個人向け国債金利の11月期〜1月期比較

各商品とも金利が下がり、また、一部銀行ではボーナス時期の金利キャンペーンを実施している影響で、同期間の定期預金(SBI新生銀行オリックス銀行住信SBIネット銀行、等)のほうが有利になっているものがあります。

有利な定期預金に預けられる状態であれば、定期預金で預けたほうが良いでしょう。

個人向け国債は銀行や証券会社などの金融機関で購入が可能です。

個人向け国債キャンペーンの内容

個人向け国債募集に当たり、証券会社では、購入額によりキャッシュバックなどの募集キャンペーンを展開しています。

令和6年1月〜2月は、野村證券大和証券は変化なく、SMBC日興証券が復活しました。

また、SBI証券は条件付きになり、2017年(平成29年)以降にキャンペーン対象になったことがないユーザーに限定され、さらに上限金額が各商品ごとに25万円に設定されました。

設定された上限金額については、ほぼ影響がない金額でしょう。

キャンペーン内容

キャンペーン内容は、購入金額により、キャッシュバックが行われます。

以下は、各商品の還元内容です。

変動10では、野村證券、SMBC日興証券、大和証券は1,000万円の購入で0.14〜0,16%の還元があります。

ただし、SMBC日興証券の条件は難しく、各募集期間において、以下の条件で①-②の金額が対象になります。

SMBC日興証券の対象金額(出典:SMBC日興証券)

つまり、該当月の売却分(全商品対象)で変動10を再購入した上で、さらに追加で購入した金額分が計算対象です。売却分がなければ、ほぼ全額対象となります。とは言っても、最低金額が高いので、一般向きではありませんね。

購入金額野村證券SMBC日興証券大和証券SBI証券
50万円〜100万円未満500円
100万円〜200万円未満1,000円
200万円〜300万円未満2,000円
300万円〜400万円未満3,000円
400万円〜500万円未満4,000円
500万円〜600万円未満7,000円5,000円
600万円〜700万円未満8,000円6,000円
700万円〜800万円未満9,000円7,000円
800万円〜900万円未満11,000円8,000円
900万円〜1,000万円未満12,000円9,000円
1,000万円〜1,100万円未満14,000円16,000円16,000円10,000円
1,100万円以上100万円ごと+1,400円+1,600円+1,600円+1,000円
(上限25万円)
変動10の還元内容(赤文字が前月からの変更箇所)

固定5は、変動10より還元が少なくなります。

購入金額野村證券SMBC日興証券大和証券SBI証券
50万円〜100万円未満350円
100万円〜200万円未満700円
200万円〜300万円未満1,400円
300万円〜400万円未満2,100円
400万円〜500万円未満2,800円
500万円〜600万円未満3,500円
600万円〜700万円未満4,200円
700万円〜800万円未満4,900円
800万円〜900万円未満5,600円
900万円〜1,000万円未満6,300円
1,000万円〜1,100万円未満11,000円11,000円7,000円
1,100万円以上100万円ごと+1,100円+1,100円+700円
(上限25万円)
固定5の還元内容(赤文字が前月からの変更箇所)

固定3は、固定5よりも更に還元が少なくなります。SBI証券のみ対象となっています。

購入金額野村證券SMBC日興証券大和証券SBI証券
50万円〜100万円未満250円
100万円〜200万円未満500円
200万円〜300万円未満1,000円
300万円〜400万円未満1,500円
400万円〜500万円未満2,000円
500万円〜600万円未満2,500円
600万円〜700万円未満3,000円
700万円〜800万円未満3,500円
800万円〜900万円未満4,000円
900万円〜1,000万円未満4,500円
1,000万円〜1,100万円未満5,000円
1,100万円以上100万円ごと+500円
(上限25万円)
固定3の還元内容(赤文字が前月からの変更箇所)

ほとんどの場合、変動10を購入すると思うので、変動10の還元率が良いところを選ぶと良いでしょう。

おわりに

証券会社各社の個人向け国債キャンペーンを比較してまとめました。

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