GnuCashは、収入も管理することができます。
ここでは、給与収入の登録方法をご紹介します。
給与収入の登録方法
給与は、給与明細を見て分かる通り、支給額と天引きの明細が記載されています。
- 支給額: 給料(基本給)、各種手当など
- 天引き: 社会保険料(例:厚生年金、健康保険、介護保険、雇用保険)、税金(所得税、住民税)、各種保険(生命保険、損害保険)、その他財形貯蓄など
手取り額は、この支給額から天引きを引いたものになります。
どこまで管理するかによりますが、手取りだけ管理したい場合と詳細に管理したい場合に分けます。
手取りだけ管理したい場合
この方法での入力はシンプルで、銀行振込で普通預金へ振り込まれる場合は、[資産-流動資産-普通預金]を開き、資金移動を「収益:給与」として、入金に手取り額を記入します。
現金受取の場合は、[資産-流動資産-普通預金]を開き、同様の入力を行います。
詳細に管理したい場合
給与明細を詳細に管理したい場合は、買い物の付け方でもご紹介したように、スプリットを使います。
図の例では、支給額(基本給、各種手当)、公的年金、健康保険、各種税金、保険料などを登録していますが、勘定項目を細分化して、更に詳細に登録することもできます。
また、財形貯蓄などでの天引きであれば、流動資産などに財形貯蓄の勘定項目を作り、資金移動先として財形貯蓄を設定して登録します。
おわりに
GnuCashでの収入の登録方法をご紹介しました。
詳細に入力し、時間が積み上がることで、年金、保険、税金にいくら払っているのかが見えてきます。
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